昨日、兵庫県播磨県民局の方々に手伝っていただき、大久保の皿池に筏を設置した。水深の変動するため池では、注水植物の栽培に筏栽培が適している。設置した筏は、3種類(鹿沼土のみ、鹿沼土と底質土、底質土のみ)。栽培する植物は、稲、空心菜、菖蒲。冬には、水菜、セリを考えている。一般に水生植物による水質浄化には、濾材にも吸着性能を期待するため鹿沼土のみで底質土を使わない。今回の実験は、底質土を利用することで毎年小規模な浚渫を続け、池の管理に役立てようという狙いがある。また、筏で栽培する植物の成育も格段に良くなると思う。栄養塩を植物に吸収させ、ため池から取り出すには、底質土を使った方が有利だと考えた。
筏の底質土からの栄養塩の溶出については今後検証が必要だが、池の底質土を浚渫することは池の浄化に役立つだろう。昨日の様子は「浮かぶ畑」でため池浄化として神戸新聞に掲載されている。池の水質浄化も重要だが、環境教育の素材として活用したいと考えている。
筏の底質土からの栄養塩の溶出については今後検証が必要だが、池の底質土を浚渫することは池の浄化に役立つだろう。昨日の様子は「浮かぶ畑」でため池浄化として神戸新聞に掲載されている。池の水質浄化も重要だが、環境教育の素材として活用したいと考えている。
by ecoism-toshi
| 2007-06-22 08:56
| ため池