カテゴリ:環境問題( 59 )
筍掘り
 孟宗竹林の拡散が全国で問題となっている。竹が以前ほど利用されなくなり、竹やぶの手入れがされなくなったことが原因だ。中国原産の孟宗竹が、全国に広められたのは江戸時代とされているため、外来種として問題になったのは歴史的には初めてかもしれない。志方町永室で竹やぶの整備も兼ねて筍祭りがあり筍堀りに学生を連れて行ってきた。
 学生時代、阪大の吹田キャンパスがまだ竹薮だらけだったときに筍掘りをよくしたので、筍掘りにはちょっと自信がある。今年は、気温が低いのでこの時期にしては筍が小さく、見つけるのが難しいが、筍は地面に顔を出すまが美味しいのでちょうど良い時期だ。足裏で筍を見つけるには地下足袋が一番良い。
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本日の収穫。
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by ecoism-toshi | 2012-04-09 17:14 | 環境問題
生態系と経済が絡む複雑な問題
 養殖海苔が黒くならず、黄土色になる色落ち被害が続いている。色落ちの原因は栄養分の不足だそうだ。色落ちすると商品価格がほとんどなくなり経済的な影響が大きい。
 そこで、兵庫県は富栄養化したため池の水とヘドロを海苔の栄養分が必要な冬に海に流し、ため池の富栄養化対策と海への栄養分補給を行おうとしている。一石二鳥の対策のようにおもえるが、生態系への影響、海での濃度予測、ヘドロの排出方法など課題は山積みだ。
 ちょうど、瀬戸内海の富栄養化と同時期に沖合いでの海苔養殖が盛んに行われはじまた。漁業者が環境に適応していったといえる。こんどは富栄養化対策で、栄養塩の流出が減ると海苔にとっては貧栄養の状態になったきた。 しかし、見方によれば昔の水質に少し近づいたと言える。
 さて、今後どうのような変化が現れるのか難しい問題です。
by ecoism-toshi | 2011-09-01 07:36 | 環境問題
環境系NPO
 先日、研究補助金を頂いているコープ神戸環境基金の会合に学生と一緒に出席してきた。私としてはどんな方が環境系NPOに関わっておられるのかに興味があった。あわよくば、ため池の保全活動に協力してくれそうな環境系NPOが見つからないかとも思っていた.出席してみて気づいたことは、ほとんどの方がため池に入るのは体力的に無理そうな定年退職後の方々だった。学生の団体などが1つぐらい見つかるかと思ったがまったく無い.
 現役で仕事を持ちながら、環境系NPOに関わっておられる方もいることはいるが、極めて少ないようだ。最近になって政府が音頭をとって仕事と生活の調和(ワーク・ライフバランス)といい始めたが、裏を返せば仕事に追われ、生活時間が奪われているということだ。自分たちの居住地周辺で(Act Locally)環境保全活動や環境教育が重要だとは言われているが、さて誰がその活動を担っていくのだろうか?
by ecoism-toshi | 2011-06-28 06:37 | 環境問題
傾斜土壌
四電技術コンサルタントの傾斜土槽法による水質浄化の現場を見せていただいた。下の模型写真のように鹿沼土の入った傾斜のある容器が積重ねてあり、排水は上から流入し下から排水される。四国電力が持つダムの富栄養化問題からこの装置の開発が始まったそうだ。
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 実際に開発者のご家庭で使用されている装置を見せたいただいた.排水中の栄養塩が有機物の状態の台所排水であれば窒素、リンの除去能力が高い。栄養塩が無機化し溶解した処理水には向かないようだ。
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 窒素、リンの吸着が鹿沼土への吸着力だけであれば数ヶ月で飽和するが、この装置は数年間栄養塩の吸収を続けている.理由は、下の写真のように大量に発生数するシマミミズが有機質を食べて糞を土壌として生成していく。このシマミミズの生成する土壌のT−N(全窒素濃度)は1.9%(乾燥状態)、T−P(全リン濃度)は0.844%(乾燥状態)と高い。つまり、栄養塩はミミズの糞はとして吸収されてる。
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香川県は夏になると渇水で庭の草木への散水の確保に困るそうだが、処理水貯めて使うこともできる。また、ミミズの糞は肥料としても使用できる。
by ecoism-toshi | 2010-03-18 07:54 | 環境問題
体を使おう
 体を使うことで、環境問題を解決できることがたくさんある。そもそも、「先進工業国」(本当に先進?)では、人間が動かなくても便利で、快適な生活ができるような社会を作ってきた。そのために大量の地下資源を利用し、面倒なことは分業化することで外部に追いやってきた。便利さが度を過ぎると自己家畜化し、運動不足になり生活習慣病になる。人間が頭(知識)で理解し、正しいと思ったことをすぐに行動に移せるなら、生活習慣病も環境問題も簡単に解決できる。ところが、人間そうは行かない。知識も必要だが、動くことで体感することが重要だ。
 雑草を集める、堆肥化する、薪を作る、自転車で移動する....すべて体を使う。70℃の高温になる堆肥を触ってもらいながら、微生物の不思議を話す。学生諸君には体を動かすしながら理解してもらおう。
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by ecoism-toshi | 2008-07-04 08:07 | 環境問題
光化学スモック
6月10日明石市に今年度初めての光化学スモック注意報が発令された。近所に喘息の子供が多いのに驚くが、光化学スモッグが頻繁に発令されるような空気をすっていては当然だ。空気や水を汚染して豊かな生活などありえるのだろうか。水はペットボトルで買ってゴミを増やし、いつか空気も室内で浄化したものだけを吸って生きるつもりだろうか。一度立ち止まって、20年後の未来を想像してほしい。
by ecoism-toshi | 2008-06-11 07:57 | 環境問題
環境教育と情報リテラシー
明石高専の環境教育の一貫で、クラス対抗のプレゼンテーション大会(2年生)、ディベート大会(3年生)がおこなわれた。ディベート大会では、「経済発展vs環境保護」「日本にオオカミ復活させることへ是非」の2テーマ。プレゼンテーション大会では、ため池についてが2クラス、水質汚染が1クラス、「二酸化炭素の増加は温暖化の原因ではなく結果だ」が1クラス。高校生の年代にしては、プレゼンテーションは上手だったが、情報リテラシーに問題があるようだ。ネットを開けば情報の山だが、そのなかで一部の情報だけを見ている場合が多くあった。環境問題は複雑な継りのなかで見ないと、とんでもない結論がでてくる。
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by ecoism-toshi | 2008-02-14 08:22 | 環境問題
エネルギー貯金
どこのお役所(明石高専も含む)も単年度予算のため年度末には、無駄なお金の使い方をしているようだ。そこで、一つのアイデアだが、年度予算の余ったお金をエネルギー貯金してはどうだろうか。太陽電池なら予め設置場所を確保しておき、少しずつ継ぎ足していく。利息は、電気代として入ってくる。太陽電池の性能も上がってきており、耐久性もある。投資したお金は毎年、電気代として回収していけるので、悪い投資ではないと思う。土地があるが、お金が少額なら薪になる木や果樹を植えるのもいい。こちらも、毎年成長しエネルギーを蓄積してくれる。両方とも、少しずつ増やしていける。
by ecoism-toshi | 2007-12-06 07:52 | 環境問題
「発展途上国」「先進国」
以前から「発展途上国」「先進国」という呼びかたに引っかかるものがあった。どの国も、目標として進む先がアメリカ、ヨーロッパ、日本といった「先進」工業国社会だという前提で「先進国」「発展途上国」といっているように思えたからだ。しかし、地球の環境容量から考えて全世界の人々が今のアメリカ、ヨーロッパ、日本と同じ物質的生活をおくることなど不可能だ。当然、先進工業国と言われる国は、もっと物質的には質素な生活が求められる。同時に「途上国」の人々に「先進国」を目指す援助は止めるべきだと私は思う。画一的な工業化を推進しようとして返って、貧困と格差が広がっている国も多い。その国の文化、自然環境を活かした農業や観光、そのための教育・医療で貧困を無くしていく方法もあるはずだ。

そんなことを今なぜ書くかというと、JICAのボランティアでアフリカのマラウイに技術指導に行かれている明石高専卒業生からの手紙を見せていただいたからだ。堆肥化の方法、メタンガス化の方法について私に問い合わせがあった。その手紙にも、その国の現状・特性を見ない画一的な国際援助の問題が書かれていた。
by ecoism-toshi | 2007-10-19 08:01 | 環境問題
部分最適解
時代の変わり目だからか、世間では各種問題が山のようにある。世の中の問題を解決するとき、専門家の意見を聞く。しかし、環境問題に対する対策を聞くと、首を傾げたくなる専門家の意見をよく聞く。エネルギーを多用するゴミ処理、地球温暖化を無視したヒートアイランド対策など、いたるところで見かける。ある部分だけを取り出すと、正解かもしれないが他への影響、長期的な影響を無視している。
 細分化された科学技術の宿命か、蛸壷(専門分野)の中だけで考えているためか、それとも自分の所属している集団の利益を守るための確信犯か。
by ecoism-toshi | 2007-08-09 08:17 | 環境問題
  

    平石年弘   明石高専建築学科教授 クライマー 父親・夫としての体験記
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