村上春樹さんの小説は20年以上まえに「ノルウェーの森」を誰か(昔の彼女だったような)に進められて読んだ。文章は美しいが私の好みには合わず、それっきり読んだことがなかった。
図書館でふと手に取った村上春樹全作品に、小説ではなく、オウム心理教団の信者と元信者へのインタビュー集「約束された場所で」があり読んでみた。
オウム心理教団の信者の大部分は純粋で、理想的なものを追い求める「真面目」な人が多かったようだ。矛盾がたくさんある現実社会に馴染めず、理想を求めオウム真理教に入信した人が多い。教義と教祖を信じて疑うことなく、自分で価値判断することを捨ててしまった人々が暴力を肯定してしまうと恐ろしい。
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」で語られているが、日本の社会にこのような人たちを受け入れる場所がなくなっているのかもしれない。
図書館でふと手に取った村上春樹全作品に、小説ではなく、オウム心理教団の信者と元信者へのインタビュー集「約束された場所で」があり読んでみた。
オウム心理教団の信者の大部分は純粋で、理想的なものを追い求める「真面目」な人が多かったようだ。矛盾がたくさんある現実社会に馴染めず、理想を求めオウム真理教に入信した人が多い。教義と教祖を信じて疑うことなく、自分で価値判断することを捨ててしまった人々が暴力を肯定してしまうと恐ろしい。
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」で語られているが、日本の社会にこのような人たちを受け入れる場所がなくなっているのかもしれない。
by ecoism-toshi
| 2009-06-08 08:06
| 読んだ本・見た映画