新井戸堀器
実習工場のTさんが新しい井戸堀器を作ってくれた。写真左が実習工場にあるエアーコンプレッサーで空気を送り、巻き上げた砂を掬い取る器具だ。私も少しは文明の力を使う。どうも、砂の層だと思っていたのは泥と砂が分離した結果のようだ。この装置に空気を約20秒流すと砂が巻上がり、補集器に砂が溜る。この砂を数回汲み上げると、泥が混じりはじめ写真右のベン付井戸堀器で効率良く掬えるようになる。逆に、右側の装置だと砂の入りが悪くなる。泥水と水での浮力の違いがよくわかる。伝統的な上総堀では、掘削時に孔壁を保護するために粘土水(ネバミズ)を入れるが、それ以外にも水の比重を上げ土砂を吸い上げるために役立っていたのだろう。
現在の井戸深さ9m。これからの難関は直径16.5cm井戸枠パイプと周囲の摩擦が大きくなるため、最後まで落とし込めるかだ。
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by ecoism-toshi | 2007-10-11 09:27 | 手堀り井戸

    平石年弘   明石高専建築学科教授 クライマー 父親・夫としての体験記
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