日本農書全集の内容が多く紹介されている。関わっているため池保全との関連で、有明海に面した水田地帯での堀から汲み上げ泥土の利用が興味深かった。一般に「ごみクイ三年」といわれ、三年間は無肥料でも多収穫まちがいなしといれていたそうだ。堀の浚渫(ごみクイ)は真冬の寒風にさらされる辛い作業だが、夕食に振る舞われる酒と堀でとれた鮒、鰻、スッポンを楽しみに作業をしたそうだ。水に入って作業をするのは20才代の青年ときまっていた。
by ecoism-toshi
| 2008-03-06 07:35
| 読んだ本・見た映画